森の小ネタ②:紅葉のメカニズム
木々が色づき始める季節です!
桜の見頃のように、紅葉もピークはとても短く毎年違うのが
わくわくするところ。
ところで、なんで葉っぱが赤や黄色になるのか
考えてことありますか?
秋だから!
なんて、今日はちょっとは賢そうな小ネタを一つ!w
まず、葉っぱの緑は、クロロフィルという葉緑素。
(あたしの覚え方:カエルがケロケロクロロ)
葉っぱが光合成をするときに光を吸収する役割をしています。
黄色くなる葉っぱ(イチョウ)は、秋になるとクロロフィルが分解されて
カロテノイドという黄色が優位になるために黄色くみえます。
(黄イロカロテーノ)
本来はクロロフィルが混ざっているので緑に見えます。
分解されて黄色くなる。バナナも緑から黄色くなりますよね!
赤い葉っぱ(カエデ)は、秋になると葉っぱと枝の境に、細胞の層を作って
栄養や水の行き来を止めてしまうために、葉っぱで作られたクロロフィルが
他の要素と反応してアントシアニンという赤い要素に変わります。(赤アーント!)
秋になると、クロロフィルの分解が進むのでアントシアニンが作られ赤に見えるのです。
朝夕の気温が下がらないとクロロフィルの分解が進まない。
昼間に日が当たらないとアントシアニンが作られない。
紅葉が美しくなるには、
【朝夕の気温が一気に下がりつつ日が照る】
と鮮やかな紅葉が楽しめるってわけですね!
寒くなることも少し楽しみに
貴重な秋のひと時を過ごしたいと思います^^