森の新たな価値を創造する

地球全体の約7割が海、そして約3割が陸です。
世界の森林は、陸全体のうち約3割にあたる約40億haです。

そんな世界の森林は、過度な伐採、違法伐採、森林火災などの原因により、
1分あたり東京ドーム2つ分の面積が減少しており、森林を保護し安全を守ることが必要です。

一方で、我が国の森林の現状を見てみると、国土の約7割を森林が埋め尽くし、
その森林面積は過去50年間ほとんど増減がありません。
さらに、日本の森林蓄積は増え続けています。森林蓄積とは、森林を構成する樹木の幹の体積のことで、
日本の森林資源量の目安となります。現在、日本の森林資源は人工林を中心に蓄積が毎年約7千万m³増加し、現在は約52億m³、1966年から2017年までの50年で約6倍も増えています。

森林面積は横ばいで増減がなく、森林蓄積が年々増加しているというのは、
日本の使うべき森林資源が充実してきている(使われていない)ということを意味しています。

そんな日本の森林ですが、木材価格の低迷により木材が売れなくなり、
林業だけでは食べていけなくなり、森の仕事を手放してしまう人が続出しています。

そんな我が国の森は、手入れが不足し、暗く荒れていて、放置されている山林が目立ちます。

そんな森を、木材を販売することを目的とするだけでなく
今の時代を生きる私たちの暮らしにとって有益で
豊かな森が未来に続くよう新たな利用を考えています。

その一つが、森林の空間利用による価値の創出です。

健康効果が実証された森林浴(shinrin-yoku)

森林浴の身体への効果が今、日本の学者や医者の研究により明らかになりつつあります。
森林浴を行うことで、ストレスホルモンが低下し身体をリラックスした状態にしてくれます。
さらに、ガンなどの悪い細胞をやっつけてくれる免疫細胞(NK細胞)が増え血圧を下げたり、
睡眠をよくし、活気を与えてくれます。

森林浴は、一般旅行よりもストレスを低下させることがわかっています。

森に入るとガンなどの悪い細胞をやっつけてくれる免疫細胞が増えます。
1回の森林浴で1ヶ月も続くと言われています。

森林環境と健康に関する研究は、(国研)森林総合研究所や千葉大学環境健康フィールド科学センター
日本医科大学などの日本の研究機関が、世界に評価される貴重な研究を行っています。

森林浴という日本語は世界でshinrin-yokuと呼ばれ、日本発祥の健康法として世界が注目しています。

日本の森を森林浴に活用してみませんか?

国土の約7割を締める日本の森は、半分が人工林です。
人が植えた森は、ずっと手を入れ続けなければなりません。
放置しておけば天然林になるわけではなく、木材が売れなくても成長した木を伐り、
森を整備し続ける必要があります。

■社員の健康のため、地域の健康のため、森林浴を活用してみませんか?

■地域の森を森林浴に活用することで、地域住民の生きがい、働きがいについて考えてみませんか?

 

■豊かな森を未来につなげられるよう、新しい森の活用に関わってみませんか?

  

■地域に眠っている森林資源は、地域の宝です。日本の森の持続可能な利用を一緒に考えましょう!

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