山が笑う森林空間の価値づくりー2023年の抱負ー
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新しい年を迎え、今年はどんな挑戦をしようか、これまでの活動を振り返りつつ
新たな未来へとキャンバスを描いております。
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2020年から感染症の拡大と共に、各地での活動が止まりました。
しかし、振り返ってみると、2019年には台風19号が各地を襲い
森での仕事には、既に影響が出ていました。
人間社会に影響を与える感染症が落ち着いても
森林をはじめ自然に被害をもたらす天災は落ち着く気配がありません。
そんな中で、「森と未来は何をやっていくべきなのか」日々考えています。
森と未来への想い
わたしの想いは、先祖がつくり上げてくれたこの広大な日本の森と
この国に生きる私たちが、互いに負荷をかけることなく
共に豊かに成長できる未来をつくること。
森林・林業の課題、鳥獣問題、人口減少、高齢化、
課題を見つければいくらでも挙げることができますが、
これらを解決するためにも、私がすすめていきたいのは
森林そのものの空間価値を見直すこと。
これこそ、日本の森の未来に貢献できると私は考えています。
空間価値の一つとして、森林浴という取り組みをおこなっています
わたし自身、森の中でのんびりと過ごすことが大好きです。
森林浴を行うことで、身体の状態がとてもよくなることを
実感していることが最大の理由です。
身体への健康効果はエビデンスでもわかっていますが、
何より気持ちがよくて、心が元気になる!
Wellbeingとはまさにこの状態だと感じます。
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2003年頃から、森と健康に関する勉強をはじめ
20年が経ち、医療関係者をはじめ様々な研究者が力を合わせ
森林環境が身体に及ぼす健康効果について研究を進めてくれています。
エビデンスがあるからより効果が増すわけではありませんが
やっぱりエビデンスって納得できるし、判断材料には重要です。
彼らの研究がより多くの方に届くよう、実践し、普及していくことが
わたしの役割だと思っています。
一方、
コロナ禍を経て、森林をはじめ自然に関心を持つ人が増えていることは
誰もが感じていることだと思います。
森を求める人が増え、森と関わる機会が増えるのはとても嬉しいことです!
これらの動向に加え、森を求め、人が森へ入ることで
森にきちんとお金が落ちる必要があります。
山にお金を落とす仕組みつくり
林業事業者が、森林空間を提供したとき、どのくらいの利益が出るのか。
森林所有者が、森林の空間利用をはじめたとき、維持するための収入が得られるのか。
このモデルをきちんと作っていくことが、本当の意味で日本の森のための
森林空間利用であり、森林サービス産業なのだと考えています。
2023年は、この仕組みつくりにチャレンジしたいと思います。
森を使いたい人たちだけでなく、森を管理している人、所有している人たちとも
一緒に考えていきたいので、ぜひご一緒いただけたら嬉しいです。
森林空間の価値を考える勉強会も始めます!(宣言)
詳細立ち上がり次第ご案内しますので、関心のある方は
メルマガを登録してお待ちくださいませ。
また、2023年第4期森林浴ファシリテーターの募集は、1月20日を予定しています。
合わせてメルマガでご案内させていただきます。
2023年も素晴らしい一年にしましょう!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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