“健康のため”から“地球と共に生きていくため”の森林浴へ
ふと、わたしは森林浴を何のためにやっているんだろう。と思った。
2003年、林業で収入を得ることが難しい日本の森に人を呼ぶためには
「健康」が手に入れば人もお金も集まるだろう。
大学2年生の時、そう思った。
さらに、心の病を抱える現代人が、森で癒されれば
年間2万人もの日本人が自殺をしようなんて思わなくなるだろう。
そんな思いからこの道に進んだ。
森林浴を取り入れると、地域も元気にできる!
組織がもっと健康であるために、森林浴を通じて学べることがある!
人と森と健康に関することは、なんでもやってみようと挑戦してきた。
2019年、これまでの取り組みや思いを一冊の本にまとめた。
『あたらしい森林浴 地域とつくる!健康・人材育成プログラム』
たくさんの地域へ伺い、気がづくと汗をかきながら、
こんなメッセージを必死に伝えていた。
現代を生きる私たちが、森とどう向き合うのかを考える必要がある。
そして、2020年、世の中がどんどん方向転換していることを感じる。
“地球”
地球規模で考えるということ。
私たち人間は、地球という船に乗っている乗客だということを忘れてはいけない。
人々を健康にしてくれる森林浴ができるのは
森林という素晴らしい資源があるから。
その森林が今、世界で大きく変化している。
大規模に燃えてしまった森林
台風、土砂崩れで流れてしまった森林
森は地球環境を守るために、重要な役割がある。
しかし、日本には大きな問題がある。
“日本人は森について知らなさすぎる”ということに
気づいていないのが一番大きな問題。
だとわたしは思っている。
サボっていたわけではなく、学校で習ってこなかったから
知らないのは当たり前かもしれない。
しかし、これからはそんなことを言っていられない。
なんのために学ぶのかわからない人が多いから
そのストレスを解消し、少しでも気持ちの良い体験をすることで
森林浴に興味を持ち、森について勉強した気持ちがわけば
私たちが生きるこの地球のことを真剣に考えたくなるだろう。
健康のための森林浴のことは、専門の方々に託し、連携していこう。
今年は、同じ思いを持ち森林浴を活用していける仲間を増やしていきます。
2020年、はじめます。
Shinrin-yoku facilitator養成講座
まもなく公開予定です。