ワーケーションの前に取り入れたいこと
最近よく聞く、ワーケーション。
ワーケーション(Workation)とは、
「Work(仕事)」と「Vacation(休暇)」を組み合わせた造語で、「リゾート地や地方等の普段の職場とは異なる場所で働きながら休暇取得等を行う仕組み」だそうです。
これまでも、ワークライフバランスとか、ワークライフミックスなんて言葉がありましたが、
今後はワークとバケーション!
afterコロナはワーケーションのニーズが増えるよーと言われるわけですが、
正直私の第一印象は、
バケーションとワークは一緒にしなくてもよいのでは・・・?
というのが正直の感想です。笑
あ、批判しているわけではないですよ。
オフィスビルで働くことしか選択枠がないのはもったいないですからね。
で、調べてみましたら、
JTB総合研究所がワーケーションに対する期待や評価について調査した問いに対して、
プライベートでいった先でする仕事が会社から業務として認められれば、もっと休暇が取りやすくなる。*過去1年以内に業務旅行をした経験がある人
と回答した人は、
20代〜30代で、男性35.5%、女性25.4%
40代以上になると、男性 23.1% 女性22.6% という結果です。
2〜3割程度かぁという印象です。
さらに、仕事で行く旅行とプライベートな旅行は完全に分けたい。
*過去1年以内に業務旅行をした経験がある人
という回答した人は、
20代〜30代 男性25.7% 女性32.2%
40代以上 男性24.4 女性16.7%
という結果でした。
20代〜30代の女性が最も、「仕事で行く旅行とプライベートな旅行は完全に分けたい」と感じているようです。
これまでも、ノマドワークやリトリートなど、職場を離れてリゾート地や自然環境が豊かな場所で仕事をする仕組みはありましたよね。
それがバケーションであったかは知りませんが。笑
日本人は、鍛錬というか、仕事は辛いもの、大変なもの
だけど、耐え抜き、達成した時の喜びがある。
と感じている人がまだまだいるように思うんですよね。
その考え、古いよー!
とわたしも思ってるんですよ。笑
けど、実際のところまだまだいると思うのです。
わたしの仕事は、森の中で企業の研修をすることも多いので
オフィスから地方や自然環境に人が行く、という状況に触れることは多いですが
会社の業務の一環で(研修)リゾート地に来ていても、
「仕事に戻ったら」とか「仕事の時は」というセリフをよく聞きます。
彼らは、気持ちが良いとか、心地が良い時間は、
仕事の一部にしてはいけないと思っているのかな?と思うことが多々あります。
わたしはそのとき彼らに、わたしにとってはこれも仕事ですし
オフィスでパソコンを打つのも仕事です。と伝えると
これも仕事でいいのか!と、気づく方もいるようです。
長期休暇が上手にとれる海外の人と比べて、
日本人は、休むということ自体、休暇があるから何かしなくては、と思う人も多いようで
本当の意味でバケーションの中で、仕事という感覚を得るのは体制だけ整えても定着しなさそうだな、と思うわけです。
それでもやっぱりもっと、働き方を自由に解放させていきたい!と思うので
わたしの提案としては、
「仕事ができる環境のパターンを増やす」+「その近くで自然に触れるコンテンツの提供」
こんな組み合わせを増やしていって
慣れることから初めて見るとよいのかなと思います。
イメージは、
9:00〜12:00 仕事
12:00〜13:00 お昼休み
13:00〜14:00 森林浴
14:00〜17:00 仕事
みたいな。
わたしはあえて、森林浴を提案させていただきますよ。
森林浴は健康にも良いし、気持ち的なリフレッシュにもなります。
仲間と歩いてもいいし、家族と歩いてもいい。
登山と違ってアップダウンが険しくないので、仕事の合間にちょうど良いと思います。
*この写真は千葉県南房総にある森(公園)です。
パソコンやスマホから少し離れ、
今起きているリアルな世界を感じてみる。
面白い形の木があったり、
見たこともない色の花が咲いてたり
風がとっても心地よかったり
毎日びっくりするほどの感動がなくてもいいんです。
人工環境では味わうことのできない、人が作り出すことはできない
自然界で起きていることを、自分で感じてみることが大切だと思うのです。
そんな時間を取り入れることができたら、
ONとOFFの切り替え方、自然界のリズムで生きるという感覚(太陽のリズム)
が取り入れやすいんじゃないかなぁと思うわけです。
というわけで、
働く環境やパターンを増やしてみようと考える企業さま
企業を迎えようと考えている地方のみなさま
仕事の合間に森林浴、考えてみませんか?
手軽に取り入れられると思います。
まずはお気軽にご相談くださいご連絡お待ちしています。^^