未来のヒントは森にあり!キーワードは多様性と循環

三寒四温を繰り返しながら、次第に春を感じられる日が増えてきましたね。

森と未来を設立し、早いものでもうじき1年半が経とうとしています。
ここ1年は、森と未来に対する思いをひたすら伝え
いただいた仕事は好き嫌いに関わらず
全てありがたく受けさせていただきました。

自分は何ができるのか、どんなお役に立てるのか、
何が足りないのか、たくさん勉強をさせていただいています。

一見すると、森を歩くことや森で研修を行うことは

現実逃避、ストレス発散、癒し、リフレッシュと
そこにある森という空間で、我々人間が感じられることにのみに
価値を想像される方が多いように感じています。

わたしが伝え、広めていきたいことは
森へ入ったから身体がどう変わる、こうなる、という
対処的なことではありません。

もしも、ストレスがいっぱいで身体も疲労感たっぷりなら
森を歩いてリフレッシュするのもひとつですが、
まずはゆっくりと寝て、元気の出るものをしっかり食べて
のんびり温泉に入って、アロママッサージをわたしだったら受けたいと思います。

森は、疲れた人間のために考えられた万能な場所ではありません。

森に入ることは、リアルを感じること。


空想の世界ではなく、リアルに起きている現実を
目で見て、耳で聞いて、肌に触れて、自分の感覚で通し、
感じたことを思ってみるということ。

そこで起こっていることと向き合うこと。

自分と他人という、人と人の関係性だけでなく

自分と植物
自分と動物
自分と環境
自分と時間

さまざまなつながりを感じてみること

そして、植物と動物、環境と時間
自分だけでなく、そこに生きているもの同士の関わりや
時間の流れを観察してみること

そのリアルな世界に起きている様々なつながり、関わり、から創造をすること。

アスファルトが雨水に濡れた香りと、土に雨水が染みた香り
ドブに溜まる落ち葉と、土に還る落ち葉

降った雨はどうなるのか?
散った葉っぱはどうなるのか?

森の中は、人間が生きるためのノウハウがある場所ではなく
たくさんの動植物が森の中で
それぞれが関わり合い生きる術を磨いている場所

突然、大雨が降ったり、強風が吹いたり、
そこは決められたことをシステマチックに繰り返すことで
成り立つ仕組みがあるのではなく

そこは、何が起こっても共同体を維持できるように
互いが関わり合い、止まることなく循環できる仕組みがあります。

この1年色々な方とお話をし、話を聞いていただき
伝えたいことが、少しずつ自分でも明確になってきました。

TIME FOREST

    森に身を委ね 感覚を取り戻す

    森の中で身体を休め
    感覚を自由に解放し
    生命の循環の中にある
    自分を受け入れる

    現代のライフスタイルに必要な休息の時間(TIME FOR REST)を、
    森と繋がる時間(TIME FOREST)にすることで、
    新しい自分と歩き出すことができます。

    周りには花粉に悩む人も多いですが、、
    森の中はとても気持ちの良い季節です。

    今年は、会社組織が抱える課題をテーマに、森の中で研修を実践していきます。

    Future with Forest

      森に多様性があるように、森と未来の活動も
      人の健康や組織の課題に取り組むさまざまな方と一緒に
      得意分野を尊重しあい、苦労を共に重ねながら
      森と共に私たちの未来について考えていきたいと思います。

      5月27日(土)@都内の森にて、組織で人を扱うお仕事をされている方を対象とした
      日帰り体験セミナーの開催を予定しています。

      詳細が決まり次第ご案内させていただきます!
      お楽しみに^^