「苔の聖地」北郷の森へ苔トリップ!!

2年ほどまえからお手伝いさせていただいている宮崎県日南市の森
全国各地、美しい森はたくさんありますが、
このエリアはとても興味深い人たちが集まってきます。

その正体は、、これ!!

どうやら普通ではなさそうな苔マニアが集まる森なので
苔好きを集めて旅をしてみました。

〜苔の聖地を巡る苔トリップ!!〜

苔の聖地に行きませんか?
集まってきたのは、東京、横浜、福岡、宮崎から計8名

今回、我々を迎えてくださったのは北郷の町の魅力を知り尽くしている
NPO法人ごんはるの方々!

早々に、虫かごのような色の苔マニアポーチを渡され
はじめに行ったのは、宮崎県日南市の有名スポット、飫肥城(おびじょう)

ポーチの中にはルーペとスプレー(水)

普通の観光客ではなさそうな感じです。

*4本の杉の真ん中にたつと幸せになれるらしいスポット。

飫肥城はとても変わった石垣があり、
そこにはびっしりと苔たち

見上げれば飫肥杉に見守られておりました。

完全におかしな団体ですが、、

気にしていないとスルーしてしまうこの壁。
ルーペで見るとこんな世界です!

こうしてあたりを見ていると、目が苔目になってきます。(苔を意識できるようになってくる)
乾いた苔にスプレーで水をかけると動き出すんです!!
それぞれに苔を見る

見る

見る!

みんなで見れば怖くない。

はい。苔を観察している団体です。

木を見上げると、苔がぎっしり!!
ルーペから見える世界は、まさに宇宙です。

この町がなぜ苔で有名かというと、もちろんたくさんの珍しい苔があるのですが
世界で唯一、苔専門の研究所があるのです。
それがここ。服部植物研究所
マニアックな人が集まるわけです。

国が保管するレベルの苔の標本が48万点もあり
世界中の研究者がコンタクトをする研究所です。
この研究所を立ち上げた、服部先生はこの地にある猪八重渓谷(いのはえけいこく)の森で
貴重な苔を見つけ、研究をしてきたことから専門家の間で、苔の聖地となったわけです。

そんな聖地の拠点におじゃましました。

とてもモダンでおしゃれな研究所で、
なんと今回は片桐所長が迎えてくださいました!!
(普段はとてもお忙しい方なので出会えたらラッキーです)

顕微鏡でいろいろな苔の正体を教えていただき
みんなでテラリウム作りを体験しました。
瓶に自分の好きな苔を詰めて、わたしだけの苔の世界を作ります。

まるで苔バイキング状態。笑

もくもくとにやにやとw

わたしだけの世界をお土産に❤︎

服部植物研究所の皆様、ありがとうございました!

この日はこのまま日南市の美味しい食をいただき
北郷にゆっくりと宿泊をし、翌日は朝から猪八重渓谷へ!

ごんはるの谷口ゆりこさんがガイドをしてくださいました。

そう、苔ツアーの特徴は、、

進まない。笑

森の中には、300種類もの苔が生息しており
この時期はとくに苔がイキイキとしていてたまらない!!

もふもふ

ここは苔の森。

苔を観察していると違う世界にいるようです。

おっと失礼。

意識していないと、緑色した岩や木。
しかし、よーく丁寧に観察してみると、そこには小さな木が生え、森となり、
生き物が住み、まるで小さな宇宙です。

猪八重渓谷は、滝もたくさんあり、普通に歩いていてもとても気持ちがよい森です。

今回訪ねた森は、今年「日本の貴重な苔の森」に選定を受けるかも?しれないそうで
これから注目の場所になりそうですね。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

全国各地、日本は苔の美しい森やお寺がたくさんありますね^^
苔が好きのみなさま、ぜひ一度、専門家の集まる苔の聖地を
訪ねてはいかがでしょうか。

苔観察には、専門のガイドさんと一緒にいかれることをお勧めします。
興味のある方は、お気軽にお問い合わせください^^

NPO法人 ごんはる
info@gonharu.info