森に入った日、眠る前に書いた私の日記。

週末、とても爽やかに晴れた軽井沢で、私は森の中にいました。
久しぶりに仕事でもなんでもなく、
わたしは森の中にいました。

森を感じるわたしの時間。

何の意図もありませんが、
眠る前に書いた、自分の日記をそのままブログに載せてみようと思います。

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森の中で私は佇んだ。

森の中は賑やかだ
1人なのに、1人ではない感じがする。

わたしの周りは無数の命で溢れている。

一つの虫も生きている。
味のある草、香りのある葉っぱ、みんな違っててとても楽しい。

人はいなくても生き物と触れている。
そこで生きている。

全てがリアルで、過去でも未来でもない、今ここにあること。
香りがする、音がする、味がする、太陽の光が温かいなぁ
喋らなくても体がわかることがある。

感じる。

とても気持ちがいい。

私の感情。

口角が上がる。体が反応する。
キレイだなぁー。空が青くて太陽が出てる。
今だけかな。
明日は雨かな、晴れるかな。天気予報は当たらない。
山の天気は変わりやすいから
明日は何があるかわからない。
今、とても嬉しくて、気持ちがいい。

雨が降ってきた。濡れないように中に入ろう。
木々は美味しそうだな。雨が降ってよかったね。
小さな芽は大きくなるかな。

人間が何もしなくても毎日は変化の連続。
夏から秋に変わろうとしている森
どれだけ働いても、遊んでも、何もしなくても秋になる。
秋が来て、冬が来る。

季節が変わる。

ただそれだけなのに、美しいと感じる。

部屋の中で未来を考え、パソコンに向かっていても時間は経つ。
まだ来ぬ未来を考え、不安にも楽しみにもなる。
働くという時の流れ、四季という時の流れ、同じ時間を生きている。

私の体は食べ物を食べ、眠り、働き、遊び
悩み、喜び、悲しみ、笑い、怒り、
学び、考え、創造し、成長し、時を重ねる。

私の命が続く限り、今が積み重なっていく。
どれだけ大きなことを成し遂げ、人を救うことができても
お金をたくさん儲けても、一つの時間が終われば生は終わる。

私は生き物。

限りある時間に、どんな時を重ねようか。
美しいと感じ、楽しい、嬉しいと感じ、
喜びに満ちた時間を重ねたい。

人生は晴れの日だけでは生きていけない
雨の日があるから、生きていける。
雨の日も、嵐の日も来ることを受け入れて
喜びを感じる人生を送りたい。

自然から離れた暮らしは
雨の日の大切さが見えなくなってしまう。

森に触れることで、何が起こるかわからない明日が楽しみになり
雨の日がありがたいことと思える。

誰かが何かしてくれる訳ではない。

わたしが生きている限り、永久的に感じられること。
人間だから味わえること。

2019.9.1