感性を育てるとどうなるの? 〜森で感性を養うTIME FOREST研修〜
”感性”
という言葉を、人材育成の中で耳にする機会が増えてきました。
テクノロジーが発展し、AIが普及し、
これからの社会に人間の強みを活かす為には「感性」が必要そうだ。
と、なんとなくわかっていても
感性っていったいなんでしょうか。
考えれば考えるほど、答えが見えない魔法の言葉
森と未来では、森で感性を育てる研修を行っています。
わたしたちは、今の時代背景や働き方、価値観に対し
森の多様性や循環の仕組みから、学ぶべきことを人材育成研に取り入れ
森をメタファーに研修プログラムを開発しています。
今の時代に生きる人たちが、未来に向けて
より人間らしく、健康で幸せに働けるよう活用していただきたいと思っています。
「感性を武器に企業の新しい未来に挑戦する」
先日、若手研究職の皆様を対象に、山梨県で
一泊二日の次世代リーダー育成の研修を行いました。
研修の舞台は森。
そもそも感性ってなんだろう?
まずはこちらのブログを読んで、戻ってきていただけたら嬉しいです。
企業は今、労働人口の減少、AIの導入、働き方改革等、
変化の真っ只中。
どうすれば社員がより幸せに働くことができ
より会社の業績が上がるのかを考えていることと思います。
感性を磨くと、どうなるの?
感性とは、「感覚と感情から導き出される個性」とわたしは定義をしています。
感性は、
・一人一人異なるものであり
・生きてきた時間の中で感じたことすべてが影響し
・正解のない
・無意識の中の自分らしさ
森で行う研修では、葉っぱや土を香り、樹木や植物に触れ、
鳥や虫の360度に響く音を聴き、遠くに揺れ近くに生きるたくさんの生き物を眺めます。
それらは単一の情報を5つ感じとるのではなく
5つの感覚を使い、複合的に情報をキャッチし
さらに気配を予測し、状況を想像する感覚までもリアルに感じていきます。
人工的な環境の中での生活は、その人それぞれが生まれながらに持っている
素晴らしい感性を解放する機会が少なくなってしまいます。
森に入ると、自分の中に眠っている感性にアクセスすることができます。
なんだかこの香り、懐かしいなぁ。
昔、小学校の帰り道に・・・・
そのときは草木を集めるのが好きで・・・
野山で遊ぶのが好きだったなぁ。
生き物を見つけるのが好きで・・・
たくさん虫取りに行ってたな・・・
考えることなく、自身の原体験が蘇ります。
感性を育てるファーストステップは
自分の感性を思い出すことから始めます。
森の中で横になり、ゆっくりと呼吸を整えます。
たくさんの命に包まれた森という空間
わたしが森の一部になる心地は
自然に生きるものの一部であることに気がつきます。
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感性を育てる研修では、
感覚を使い、感情とのつながりを丁寧に感じ
感じたことを表現することを繰り返していきます。
すると、
感覚と感情を素直に受け入れる体制が整い
物事の判断に、自分の基準が見えてきて
感じたままを表現することができるようになります。
感性を理解し磨いてくと、日頃の生活や仕事でも
センサーが反応しやすい状態となり
感情に伝わる回路がつながり
自分の基準に疑いがなく
自由に表現できる心地を得ることができます。
それは、その人が生まれながらに持つ感性を自由に解放することで
個の持つすべての可能性に挑戦できる準備ができる状態になるということ。
豊かな感性というのは、
豊かな森に近いものがあるように感じます。
多様な生き物が、自由に生き、
木々が、植物が、生き物が、イキイキと生きている様。
2日間に渡り行った研修では、参加者の発言に大きな変化がありました。
会議室では考えても言葉がでなかった自分の原体験や
自分が大切にしてきたこと、これからも大切にしたいこと。
読んでいただいている一人一人に聞いていただきたい言葉がいっぱいでした。
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現在、東京、神奈川、福岡、で森を活用したTIMEFOREST研修を開催をしています。
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