【お知らせ】森と未来代表小野なぎさ「緑の循環認証会議」評議委員に就任
2021年6月2日 森と未来代表小野なぎさは「緑の循環認証会議」評議委員に就任いたしました。
緑の循環認証会議(SGEC/PEFCジャパン)は、持続可能な森林経営と、そこから産出される林産資源の循環利用を促進するため、森林認証を行っています。
森林認証制度って何?
森林認証制度とは、独立した第三者機関が環境・経済・社会の3つの側面から一定の基準をもとに、適切な森林経営が行われている森林または経営組織などを認証し、その森林から生産され木材・木材製品にラベルを付けて流通させることで、持続可能性に配慮した木材についての消費者の選択的な購買を通じて、持続可能な森林経営を支援する民間主体の取り組みです。
世界には様々な森林認証制度があります。
最も広く普及しているのが、1993年に自然保護団体を中心にドイツで創設されたFSC森林認証で、次いで、1999年に欧州で始まったPEFC森林認証の2つの制度が国際的に普及しています。
*FSC:Forest Stewardship Council:森林管理協議会
*PEFC:Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes:PEFC評議会
また、2003年にスタートした日本のSGEC(『緑の循環』認証会議:人工林が多く、小規模・零細な所有が多い日本の実情に対応)をはじめ、インドネシアのLEI(インドネシア・エコラベル協会)、マレーシアのMTCC(マレーシア木材認証協議会)など、国ごとに開発された制度もあります。
(参考:http://www.env.go.jp/nature/shinrin/fpp/index.html)
〜読み方〜
FSC エフ エス シー PEFC ピーイーエフシー SGEC エスジェック
森林認証(FM認証とCoC認証)とは
森林認証は、持続的に経営されている森林そのものを認証する「森林認証(FM認証)」と
こうした森林から産出される木材を利用して生産される製品の加工・流通・生産過程の管理を認証する「生産物認証(CoC認証)」からなります。
こうした2つの認証を行うことにより、原材料の出所を明確にし、消費者に持続可能な形で作られた製品であること示すことができるようにする仕組みです。つまり、きちんと管理された森林から産出された材料で作られた紙や木製品であることを証明する仕組みです。
*FM:Forest Management
*COC:Chain of Custody