誰も教えてくれない大切なこと
深まる秋の森で、大切なお客様と一緒に
静かなセラピーのひと時を過ごしました。
▲山梨市 巨峰の丘ロード
都会から少しはなれて森の中でゆっくり過ごしたい。
ちょっとだけ森を歩いてみたい、のんびり森で過ごしてみたい。
そんな思いだけでいいのです。
どこまでたどり着くとか、何がどう効果的かとか
そんなのは、考えなくてよいのです。
森林セラピーは、専門のセラピストが一緒について
ゆっくりとお客様の体調に合わせて森を一緒に歩きます
自然のリズムを身体で感じてこころとからだの喜ぶ時間を過ごします。
森には、針葉樹林、広葉樹林、いろいろな森がある。
低い木もあり、高い木もあり、
いろいろな葉があり、いろいろな木がある
春、夏、秋、冬、四季があり
晴、雨、風、曇、お天気があり
朝、昼、夕、1日の流れがある
訪れるお客様もまた十人十色
森や山が大好きで毎週末行く人もいれば
ほとんど森に触れたことがない人もいる
元気いっぱいの人もいれば
心が折れそうな人もいる
子供、お姉さん、お父さん、お母さん
引退後のご夫婦やお友達同士。
一人で訪ねて来られる方もたくさんいる
そんな、きまった答えのない瞬間に
一期一会の出会いがうまれる
何度同じ森へ人をお連れしても
毎回ドキドキする
森とお客様とわたしの相性には答えがない。
同じ場所でも、この景色をまたみることはできない
今日のこの景色を明日も見ることはできない
今のこの色を、夕方にはもうみることができない
その一瞬の儚い美しさを感じることができる
赤く染まる葉があり
黄色く染まる葉がある
丸い葉があり、ギザギザの葉がある
全てが異なる葉の集まりで、決まった条件はない
▲柿の葉っぱ
見たいと思った日に、見れなくても
しょうがない、仕方がないと思える
晴れた日には太陽に輝く葉が美しく
雨の日には雨に濡れた葉が美しい
風が吹いたら風に舞う木の葉が美しく
葉が落ちたら踏みしめる落ち葉の感触が心地いい
木は人間に似ているのかもしれない
春、青春に向かい若葉が芽生え
夏、働き盛り、熱い太陽にギラギラと立ち向かい
秋、熟成され、真っ赤に染まり味わいが増し
冬、新しい命に思いをはせ静かに心地よく土に還る
森と向き合うことは、学びがとても深くて
一生かけても完成することがないと思う
けど、一生かけて楽しめると思う。
人が成長する過程の中で
森と触れ合う時間は必ず必要だと思う。
命の価値は知識で習うものではなく
自然のリズムは感覚が覚えていく。
明日も一歩歩けば、違う景色が見えるかもしれない
そんなわくわくできる生き方って素敵ですよね。
まぁ、とりあえず、外を眺めてみましょうか。^^