“美”を楽しむ2021
あけましておめでとうございます。
2021年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年のお正月は、いつもと違う過ごし方をした方も多かったことでしょう。
地元のお寺は年末にTwitterをはじめ、
お正月参拝客の様子を随時呟いてくれていたおかげで
時間をずらして並ばずに初詣へいくことができました。
新しい時代の始まりを感じたお正月でした。
2020年は予測のできないことばかりの年でした。
たくさん悩んだと同時に、有難いと思えることが増えた年でもありました。
森で活動をしていると、晴れて欲しいな。と思うことがたくさんあります。
しかし、雨が降ったり、風が吹いたり、台風がやってきたり
強く、強く願っていても、自然は期待に答えてくれないことがほとんどです。
しかし、雨が降ると植物が潤い、風が吹いた後は空気が美しくなっていることを感じます。
わたしたちが望んでいないことでも、自然界の何かが喜んでいることが
実はたくさんあるようです。
きっと、2021年も予測ができないことがたくさん起こることでしょう。
しかし、予測できなかった事態に真の新しい気づきがあり
その気づきを見落とすことのないようにしっかりと両目をあけて
真実と向き合うことが2021年わたしたちに与えられたことなのかなと感じています。
思うように行かない時こそ、何か新しい出会いがあると信じ
2021年も笑顔で進んでいきたいと思います。
美しさとは何か
美しいものに触れた時、心が震え
感動に近い驚きと、恋したようなときめきを感じます。
心が聖水を浴びたような、そんな綺麗な心地。
輝く朝日や、もえるような夕陽、木々の隙間からこぼれる光
品のある仕草や、整った顔立ち、涙が溢れてきそうな心をなぞる音楽
古くから伝わる伝統や文化
“美しい”という言葉には、言葉では表せないほどの驚きや感動があります。
見えるものだけでなく、
優しさ、思いやり、感謝、労わり、慈しみ、愛情
わたしたちの周りは“美”で溢れています。
美しさに触れていると、心が喜び、自分の生き方も姿も
美しく感じるのです。
そんな美しさを楽しみ、味わうためには
心のゆとりが必要です。
見るものや触れること、感じることで、
私たちはたくさんの美に触れ、心豊に過ごすことができます。
2021年、皆様がたくさんの美に触れ、
心穏やかな1年になりますように。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
森と未来 小野なぎさ